任天堂のゲームソフトや機器の販売サイト「My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)」で、漫画・アニメ「ワンピース」に酷似したゲームが販売されているとして、SNSで注目を集めている。
任天堂は2025年5月28日、該当のゲームソフトについて、「既に販売停止の措置が行われたことを確認しております」とした。
生成AI活用か、一部で問題視する声も
注目を集めたのは、「Red Fables」というメーカーが製作する「パイレーツアニメクエスト:ワンボーイの冒険と島のピース」「パイレーツアニメクエスト:ワンガールの冒険と島のピース」の2作品だ。
いずれも5月29日配信予定で、Nintendo Switch、Nintendo Switch2対応のゲームだとしている。
販売ページに公開されたゲーム画面には、ワンピースの登場人物と似たキャラクターのイラストが描かれている。説明には「欲望の海を航海し...禁断の果実を組み合わせて、理想の海賊の心を手に入れよう」と記載されている。ワンピースも海賊の物語であるほか、「禁断の果実」はワンピースに登場する「悪魔の実」を連想させ、設定も類似しているようにみえる。
SNSで酷似が指摘されたほか、生成AIを活用しているのではないかとして問題視する声も上がった。「Red Fables」はゲーム配信サイト「STEAM」に配信する「パイレーツアニメクエスト」とは別の複数のゲームで、生成AIを活用していることを明記している。なお、「パイレーツアニメクエスト」2作品は「STEAM」で配信されておらず、マイニンテンドーストアにも記載がないため、AIを活用しているかどうかは不明だ。